">去年のクリスマスかクリスマスイブのどちらかぐらいだと思います。同じ断酒会のかたが自殺し亡くなりました。
私は年が明けて断酒会に参加したときにはじめてそのことを知ったのですが大変にショックですぐには理解できませんでした。
その方は何年も断酒会にかよいながらも再飲酒を繰り返してしまい3度目の入院中、入院先の病院での自殺でした。
半年ほどの付き合いしかありませんでしたが亡くなってはじめてその人から大変に癒されていたことに気がつきました。
諸説ありますがアルコール依存症者の予後10年の死亡率は非常に高い(30~40%という説も)といいます。
そのことから断酒会に入会した時から「おそかれはやかれ亡くなる人はでてくる。」とは思っていたのですがわずか半年でしかも自殺とは驚きました。
「アルコール依存症と自殺については諸説ありますが健常者に対する飲酒実験によると、10名の健常者を対象に、2時間ごとに飲酒を行う(24時間で最大25ドリンクまでの上限)実験を連日続けた結果、全員が抑うつ症状を認め、4名が最初の1週間で希死念慮を認めたため実験が中止になり、飲酒を中止したところ、抑うつ症状は改善したとのことです。したがって大量飲酒は一過性の抑うつ症状を引き起こすことがあり、連続飲酒に陥っているアルコール依存症者は抑うつ症状を伴うことがしばしばある。またアルコール依存症の既往がある者では、ない者に比べて、大うつ病性障害を発症する危険性は4倍高いとする報告があり、アルコール依存症は、将来のうつ病発症リスクに関連する可能性がある。」というのを見つけました。
大うつ病性障害がよくわからなかったのですが10名全員抑うつ症状、1週間で4名が死にたい気持ちになったというかなり衝撃の内容でした。
頭ではわかっていたつもりでしたがあらためてアルコール依存症者にとって死はすぐ近くにあるように思えた出来事でした。
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