私は断酒前、酒を死ぬまで飲み続けるつもりでした。
(知ってる人は知っていると思います。リービングラスベガスの主人公はアルコール依存症で酒を死ぬまで飲むときめてもっている財産をお金に換えてラスベガスで飲み続けるのです。なつかしい。)
そんな馬鹿なと思う方もいると思うのですがホントにそんな気持ちでした。
断酒会の体験談でも「酒を死ぬまで飲むと決めていた。」もしくはそれに近い言葉を耳にします。
アルコール依存症で断酒前の人は死ぬまで飲み続ける覚悟だった人がかなりいるのです。
(アルコール依存症あるあるのひとつです。)
今考えたらとても異常なことだと思いますが当時の私の心境は「酒を辞めることなどとうていできない。絶対に辞めることができない。だから死ぬまで飲み続けるしかない。」そんな感じでした。
お酒を適量でコントロールできている健常者のかたからしたらとても理解できないと思うのですがアルコール依存症の人の心理は私とほとんど同じだと思います。
それでもアルコール依存症を否定し続けていました。
アルコール依存症を否定し続けていたのも「アルコール依存症を認めてしまったら断酒をはじめないといけない。」と思っていたからなのかもしれません。
「死ぬまで飲む。」どう考えてもおかしな思考ですね今思えば完全にお酒に支配されていました。
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